NCJTA | 北加日本語教師会 | Northern California Japanese Teachers’ Association

Northern California
Japanese Teachers’ Association

NCJTA Workshop 2019 Spring

テーマ:「大学での多読授業について」「2020 東京オリンピックを取り込んだ日本語授業」
日時:2019年05月05日
場所:University of San Francisco

<スケジュール・発表概要>
9:30 会費納入・例会登録の受付
当日お弁当の申し込みはできません。

10:00 -10:05 会⻑から開会の挨拶 永田憲子 サンフランシスコ大学

10:05-11:00 発表 久保百世、向井絵美 スタンフォード大学
「大学多読授業の実践例紹介」
多読は、英語教育では、授業内活動の一つとして定着し、学習者の読解力向上、語彙力強化、読みに対するモチベーション向上など様々な効果が報告されているようです。本発表では、2015−2016年度より開講となった本校での多読授業を実践例として紹介します。多読とは何か、多読授業とはどんな授業か、多読授業が成功するための準備・考慮すべき点は何かを、なるべく具体的に明示しながら、日本語教育における多読授業の役割とその可能性について、皆様と一緒に考えたいと思います。また、多読授業に焦点を当てることにより、教師の役割・外国語教育の理念等を再考する場が提供できれば何よりです。

11:05-12:00 ワークショップ 久保百世、向井絵美 スタンフォード大学
「多読の素晴らしさの(再)発見!多読授業を作成してみよう」
ワークショップでは、実際に多読図書を手に取っていただき、多読をしていただきます。そして、カリキュラムの一環として実践可能な多読コース(あるいは多読クラブ)の作成作業とディスカッションを行う予定です。参加なさる先生方が学生に読んでもらいたいと思うような本があれば、お持ちいただければと思います。

12:00-1:00 昼食・懇親会

1:00-1:55 発表 増山和恵 カリフォルニア州立大学サクラメント校
「2020 東京オリンピックを取り込んだ日本語授業の実践報告」
スポーツを通した人間育成と世界平和を目指す世界的な祭典、東京オリンピック開幕まであと1年。東京オリンピックを授業に取り組むことで、学習者と日本語で「今」の日本の試みを探索し、「がんばる」ことの大切さ、多様性についての理解を深め、東京オリンピックの次世代へのレガシーなどを考え、話し合う機会をもうけてみませんか。本発表では、まず2018年ACTFLでアベロ美恵子先生と発表した “2020 Tokyo Olympics: Cultivate Futuristic Mindset Through Gamification”を紹介しながら、学習者の興味のあったトピック(競技種目、テクノロジー、パラリンピック)や実際に行った授業を報告し、オリンピック教育の可能性のあるテーマ(世界平和、多様性、文化、歴史、環境・社会事情)について考察します。

2:00-2:55 ワークショップ 増山和恵 カリフォルニア州立大学サクラメント校
「2020 東京オリンピック:レッスンプランの可能性」
ワークショップでは、授業内、授業外、新しいユニットの作成、既存のカリキュラムへの導入など、様々なユニットやレッスンプランの可能性について話し合い、Authentic Materialを聞いたり、見たり、読んだりした後、具体的にどんな質問を作ったらよいかについて考えます。その後は、グループに分かれ、東京オリンピックユニット、もしくはレッスンプランを作成します。オリンピックで授業を「活性化」し、日本文化のアドボカシーをしませんか。

2:55-3:05 会⻑から閉会の挨拶、写真撮影

3:10-3:30 NCJTA 役員会

当日のスライドは、Members-Onlyページ内のWorkshop handoutsでご覧いただけます。

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