April 03, 2022
NCJTA Workshop Spring 2022
テーマ:「共感と多様性をテーマにした日本語教育」
日時:2022年4月16日(土曜日)1 pm - 4 pm (via Zoom)
申し込みはこちらをクリックしてください。
スケジュール・発表概要
1:00 pm – 1:05 pm 会員の方へのお知らせ
1:05 pm – 2:25 pm
「共感が生まれる授業に向けて」
柴原千佳先生(カリフォルニア大学バークレー校)
「アメリカで日本語を教えること」について再考したいと思います。授業で社会や歴史に関する問題を取り上げている時、育った国や環境によって学生たちが異なった視点を持っていることに改めて気づかされることがあります。そして、私達のクラスには様々な背景を持つアメリカ人の学生やアジアからの留学生が多いため、論争や対立が予想されるトピックについての話し合いは避けた方がいいのだと思われがちです。しかし、このような話題について考え、協働することによって、共感が生まれることもあります。大学生たちはどのような社会問題に興味を持っているのでしょうか。私達教師は日本語教育を通して、教室という社会的空間で、学生たちにどんな経験をしてほしいのでしょうか。共感とは何かを考えながら、上級クラスでの教室活動を紹介します。
2:25 pm – 2:35 pm 休憩
2:35 pm – 3:50 pm
「多様性を意識した日本語教育の一例」
岡本成子先生、藤田栄先生、湯川景子先生(カリフォルニア大学サンタクルーズ校)
カリフォルニア大学サンタクルーズ校では多様性をテーマにし、社会現象を様々な角度から観察し、批判的思考力を身につけることを目的とした中、上級学習者向けの日本語教科書を作成しています。本発表では、まず、教科書開発に至った経緯をお話しし、本教科書で扱っているトピックや構成、作成過程の紹介、そして、本教科書で学んだ学生からのフィードバックの紹介や期末プロジェクトの紹介をします。また、参加者の皆さんと、批判的思考力を身につけるための日本語教育を段階的に進めることの意義について話し合い、具体的なアイデア、意見交換ができればと思います。
3:50 pm – 4:00 pm 役員改選、終わりの挨拶